青空文庫

「私は海をだきしめてゐたい」の感想

私は海をだきしめてゐたい

わたしはうみをだきしめていたい

初出:「婦人画報 第四二巻第一号」1947(昭和22)年1月1日

坂口安吾18

書き出し

一私はいつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間だ。ともかく私は始めから地獄の門をめざして出掛ける時でも、神様の国へ行かうといふことを忘れたことのない甘つたるい人間だつた。私は結局地獄といふものに戦慄したためしはなく、馬鹿のやうにたわいもなく落付いてゐられるくせに、神様の国を忘れることが出来ないといふ人間だ。私は必ず、今に何かにひどい目にヤッツケられて、叩きのめされて、甘つたるいウ

2020/08/09

19双之川喜41さんの感想

 太平洋に 怒涛の嵐を引き起こすべく 爪楊枝で 海をかき回す むなしい作業にも似て 貴方の ささやかな楊枝に 責があるのかは 誰にもわからない。海岸の大波に 一瞬の幻影を 錯視するのは 見果てぬ夢を追い続ける求道者の 矜持かも痴(し)れないと 感じて仕舞った。

2019/12/25

58670ebe546aさんの感想

テーマは、他人とは共有しにくい男女の肉体の話なのですが、いかんせん安吾の文章力とか言葉の選び方にやられてしまいます。

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