青空文庫

「花火」の感想

花火

はなび

初出:「サンデー毎日 臨時増刊号」1947(昭和22)年5月1日

坂口安吾22

書き出し

私はミン平が皮のジャムパーを着てやつてきた時には、をかしくて困つた。似合はなすぎるのだ。ミン平も、いかにも全身これ窮屈です、といふ様子で、てれきつてゐるから、尚へんだ。「てれるから変なのだよ。気取つてごらん。ねえ、胸をそらして威張るのよ」「やだなあ。小学校の時から胸をそらした覚えがないんだよ、オレは」このジャムパーは私が昨日散歩の道でふと目にとめると、むらむらその気になつてしまつて、散々ねぎつて(

2018/06/20

しまさんの感想

残忍な場面であるのに、どこか美しい。連続する短文の強烈な印象。

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