青空文庫

「モンアサクサ」の感想

モンアサクサ

モンアサクサ

初出:「ナイト 創刊号」ナイト、1948(昭和23)年1月25日

坂口安吾12

書き出し

戦争中の浅草は、ともかく、私の輸血路であった。つまり、酒がのめたのである。「染太郎」というオコノミ焼が根城であったが、今銀座へ越している「さんとも」というフグ料理、これは大井広介のオトクイの家、それから吉原へのして、「菊屋」と「串平」、酔いつぶれて帰れなくなると、吉原へ泊るという、あのころは便利であった。あのころ「現代文学」の同人会は染太郎でやるのが例で、ともかく、戦禍で浅草が焼ける半年前ぐらいま

2019/10/31

19双之川喜41さんの感想

 スカイ▫ツリーのいわば城下町である浅草で 悲哀の情緒を故郷にしているだけでは駄目だと言う。 落伍者の背後の一流の矜持が 隠されているようになれば 浅草は復興すると力む。そうだったのだろうと感じた。

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