青空文庫

「ジャン・クリストフ」の感想

ジャン・クリストフ

ジャン・クリストフ

12 第十巻 新しき日

12 だいじっかん あたらしきひ

書き出し

序予は将に消え失せんとする一世代の悲劇を書いた。予は少しも隠そうとはしなかった、その悪徳と美徳とを、その重苦しい悲哀を、その漠とした高慢を、その勇壮な努力を、また超人間的事業の重圧の下にあるその憂苦を。その双肩の荷はすなわち、世界の一総和体、一の道徳、一の審美、一の信仰、建て直すべき一の新たな人類である。——そういうものでわれわれはあった。今日の人々よ、若き人々よ、こんどは汝らの番である!われわれ

1 / 0