青空文庫

「書かれざる作品」の感想

書かれざる作品

かかれざるさくひん

書き出し

書かれざる作品豊島与志雄横須賀の海岸に陸から橋伝いに繋ぎとめられ、僅かに記念物として保存されている軍艦三笠を、遠くから望見した時、私は、日本海大海戦に勇名を馳せた軍艦のなれのはてに、一種の感懐を禁じ得なかった。そしてその感懐が、ひいて三笠に対する興味となって、「軍艦三笠」と頭する小説を書いてみようと思うようになり、少しばかり記録を調べにかかったことがある。その時私の頭の中には、一個の存在として三笠

2016/05/24

芦屋のまーちゃんさんの感想

作家が書けなかったタイトルの何故を吐露している。珍しい作品だ。普通、恥部は公にはされないのが世の常でる。 ところが、あえて「書かれざる作品」として執筆している。そして時とて、書かれた作品を凌駕する、と興味深い考察で締めくくる。勇気ある作品だ!

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