青空文庫

「立枯れ」の感想

立枯れ

たちがれ

初出:「改造」1933(昭和8)年7月

書き出し

穏かな低気圧の時、怪しい鋭い見渡しがきいて、遠くのものまで鮮かに近々と見え、もしこれが真空のなかだったら……と、そんなことを思わせるのであるが、そうした低気圧的現象が吾々の精神のなかにも起って、或る瞬間、人事の特殊な面がいやになまなましく見えてくることがある。そういうことが、小泉の診察室の控室で、中江桂一郎に起った。小泉がキミ子を診察してる間、中江はその控室で、窓外の青葉にぼんやり眼をやりながら、

2020/11/19

19双之川喜41さんの感想

 教職 に着きながら 小説家を目指している男の  何とも 達成感のない 日常が 延々と描かれている。 純文学によくあるように  何事も起こらず  繰り返し単調な描写が続くというわけではないけど  何を目指しているのかが伝わってこないと感じた。

1 / 0