青空文庫

「白日夢」の感想

白日夢

はくじつむ

初出:「新小説」1923(大正12)年8月

書き出し

晩春の頃だった。私達——私と妻と男の児と女中との四人——は新らしい住居へ移転した。まだ道具もそう多くはなかったので、五六日で家の中は一通り片付いて、私はほっとした気持で、縁側に腰掛けて煙草を吹かしながら、庭の面をぼんやり眺めてみた。庭と云っても僅かに六七坪のものだったが、二三本の植込の木下に、鮮かな緑の雑草が、ぽつりぽつりと萠え出していた。それを見ていると、私の心は晴れやかになった。新らしい住居と

2016/07/07

80c236001b1eさんの感想

着眼点が気に入った。

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