青空文庫

「野ざらし」の感想

野ざらし

のざらし

初出:「中央公論」1923(大正12)年1月

書き出し

一「奇体な名前もあるもんですなあ……慾張った名前じゃありませんか。」電車が坂道のカーヴを通り過ぎて、車輪の軋り呻く響きが一寸静まった途端に、そういう言葉がはっきりと聞えた。両腕を胸に組んで寒そうに——実際夕方から急に冷々としてきた晩だった——肩をすぼめていた佐伯昌作は、取留めのない夢想の中からふと眼を挙げて見ると、印半纏を着た老人の日焼した顔が、髭を剃り込んだ※をつき出し加減にして、彼の横から斜上

2020/11/19

19双之川喜41さんの感想

 定職に就かず 終日 猫を相手に 起きたまま夢を見ているような 引きこもりの 草分けのような男が 九州の会社に 就職するけど うじうじと 悩み続ける はなしである。 読破するには 根気がいるかもしれないと感じた。

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