青空文庫

「球突場の一隅」の感想

球突場の一隅

たまつきばのいちぐう

初出:「新小説」1916(大正5)年2月

書き出し

一夕方降り出した雨はその晩遅くまで続いた。しとしととした淋しい雨だった。丁度十時頃その軽い雨音が止んだ時、会社員らしい四人達れの客は慌しそうに帰っていった。そして後には三人の学生とゲーム取りの女とが残った。室の中には濁った空気がどんよりと静まっていた。何だか疲れきったような空気がその中に在った。二つの球台の上には赤と白と四つの象牙球が、それでも瓦斯の光りを受けて美しく輝いていた。そして窓から、外の

2019/11/03

19双之川喜41さんの感想

 出来事らしい 出来事は起きないので  純文学かな とチラリと思ったけど  それにしては  些か 詩情にかけるのが難点で ないものねだりをしてはいけないと  得心することにした。

1 / 0