青空文庫

「葉桜と魔笛」の感想

葉桜と魔笛

はざくらとまてき

太宰16

書き出し

桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。——と、その老夫人は物語る。——いまから三十五年まえ、父はその頃まだ存命中でございまして、私の一家、と言いましても、母はその七年まえ私が十三のときに、もう他界なされて、あとは、父と、私と妹と三人きりの家庭でございましたが、父は、私十八、妹十六のときに島根県の日本海に沿った人口二万余りの或るお城下まちに、中学校長として赴任して来て、

2023/05/13

阿波のケンさんさんの感想

2回目読んだが良い。純真、乙女、思春期などの言葉が想起させられる。最後の2行に物欲とか信仰心の薄れとかが出てくるが何だろう。上記の諸々との対比、聴こえてきた口笛の柔らかな否定だろうか?

2023/05/12

daisyさんの感想

すごく感動した。

2022/03/19

19双之川喜41さんの感想

 軍艦マアチの口笛が 魔笛です。 死期が確実に 迫っている妹のために 秘かに盗み読みしていた 妹の赤裸々な 艷文を 再度 真似て 偽の恋文を妹に 送りつける話です、しかし 巧妙な工夫が 散りばめられていて 深い感動が 迫ります。

2022/01/23

635a51f9220cさんの感想

古い時代を感じさせる丁寧な文体が、新鮮でミステリアスで、狂気をも感じさせるところが好きです。淡々と進む短編ですが、この短さにして読後感が後を引きずる、これも太宰だからでしょうか。偶然に出会った良作でした。

2021/08/21

bc43847ac151さんの感想

悲しくて不思議なお話でした。

2021/03/06

4961e14e6d96さんの感想

これってこの老婦人が妹を殺した説あるんじゃね?神を信仰するあまり狂気に陥ったとか。最後の方で信仰も薄まってきたって、書いてあるけどなんか怪しいっすよね

2020/10/07

yopparariさんの感想

さ、最後の1行の良さがエグい。示唆の仕方としてこれ以上上品な文がこの世にあるかね!!!

2020/10/03

やどかりさんの感想

泣いちゃった。死んでもあいしてる。

2020/05/23

e6f68fd049a6さんの感想

太宰なので多少身構えたが軽快に読みやすく、心温まるお話だと思った。自身も姉なので、姉の立場に立ちやすく、手紙を読んでしまったこと、小細工したことがバレた時のどうしようもない恥ずかしさやら、自分をさておいた不憫さやら感情移入でき面白い。

2019/10/04

acad5faf2a41さんの感想

素晴らしい

2018/09/15

茉莉花さんの感想

少女達の、無垢な心の美しさが鮮明に描かれている作品。 太宰治の作品の中でも特にお気に入り

2017/06/20

59b1de39a163さんの感想

果たして妹の言ったことが本当か、あるいは誰が口笛を吹いたのか、読む人によって解釈が別れそうですが、本質的にはそこは問題ではないのかも。 人の心の複雑な、愛おしさや悔恨や悲しみのないまぜになったような、内側のやわらかい部分を、静かな語り口で書いたお話だと思いました。 短編ですし、ちょっとした電車移動のときなどにいいと思います。それに、何度読み返しても褪せませんでしょうから。

2016/11/03

ayameさんの感想

美しい姉妹と厳格な父の優しい嘘のお話。お姉さんは軍艦マアチの口笛を、何年たっても忘れないのでしょう。

2016/10/06

a3597077a8c4さんの感想

やさしい人しか出てこない 一人の女性の呟きみたいでサラッとした語りが良かった

2016/09/20

23339ebd034bさんの感想

うわ、どんでん返しに静かな感動

2016/06/29

1dbde5ace62dさんの感想

太宰の小説の独白はいつも醜く美しい。

2016/06/28

麦の海さんの感想

〈桜の花がはらはらと落ちる〉その美しさが葉桜と魔笛の特徴だと思います。 太宰の短編の中では一番好きな作品です。

2016/03/16

5e6f246f36e2さんの感想

20160316

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