青空文庫

「自作を語る」の感想

自作を語る

じさくをかたる

太宰5

書き出し

私は今日まで、自作に就いて語った事が一度も無い。いやなのである。読者が、読んでわからなかったら、それまでの話だ。創作集に序文を附ける事さえ、いやである。自作を説明するという事は、既に作者の敗北であると思っている。不愉快千万の事である。私がAと言う作品を創る。読者が読む。読者は、Aを面白くないという。いやな作品だという。それまでの話だ。いや、面白い筈だが、という抗弁は成り立つわけは無い。作者は、いよ

2022/02/13

19双之川喜41さんの感想

 「女の決闘」という 創作集を 出版したので それを機に 自作について 語るように 言われても 書くことは なにもないので 友人に 語らせた。 山岸外史君からの手紙。「走れメロス」その義、神(しん)に通ぜんとし、「駆け込み訴え」その愛欲、地に帰せんとす。亀井勝一郎からの手紙。「走れメロス」再読三読いよいよ、よし。傑作である。

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