青空文庫

「西洋にはない」の感想

西洋にはない

せいようにはない

初出:「俳味」1911(明治44)年6月1日

書き出し

俳諧の趣味ですか、西洋には有りませんな。川柳といふやうなものは西洋の詩の中にもありますが、俳句趣味のものは詩の中にもないし、又それが詩の本質を形作つても居ない。日本獨特と言つていゝでせう。一體日本と西洋とは家屋の建築裝飾なぞからして違つて居るので、日本では短冊のやうな小さなものを掛けて置いても一の裝飾になるが、西洋のやうな大きな構造ではあんな小ぽけなものを置いても一向目に立たない。俳句に進歩はない

2021/01/10

7f27843862d2さんの感想

漱石の時代では考えられなかったことだが、海外で俳句がブー ムになっており、隔世の感がある。

2018/10/11

b9ef941530ccさんの感想

夏目漱石の『西洋にはない』で、俳句は西洋にはなく、日本だけのものである。短冊のように簡便で変化があるのみ。

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