しせるたましい
02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
02 または チチコフのへんれき だいいちぶ だいにぶんさつ
書き出し
第七章だらだらと退屈な長の道中のあいだ、寒さや、雪融や、泥濘や、寝ぼけ眼の宿場役人や、うるさい鈴の音や、馬車の修理や、啀みあいや、さては馭者だの、鍛冶屋だの、その他いろんな街道筋の破落戸どものためにさんざん悩まされた挙句、やっとのことで旅人の眼に、自分を出迎えにこちらへ近寄って来るような、懐かしい我が家の灯影がうつりだす——と、やがて彼の目前には見馴れた部屋々々が現われ、迎えに駈け出した人々の歓声…
19双之川喜41さんの感想
死亡した農奴の権利書を 集めて 一儲け企む いわば 地面師の男の話である。 陳腐な、表現は 少なく 描写自体が 愉しいので 深い本なのに 軽い気持ちでも 読める処が良いと思われる。