カメラのしょうてん
初出:「作品」1937(昭和12)年10月号
書き出し
写真機についての思い出は、大層古いところからはじまる。私が九つになった年の秋に、イギリスに五年いた父親がかえって来た。横浜へ迎えにゆくというので、その朝は暗いうちに起きて、ラムプの下へ鏡台を出して母は髪を結った。私は当時ハイカラであった白いぴらぴらのついた洋服を着せられて行ったが、船宿へついた時は雨であった。俥で波止場へ向ったが、少し行ったところで俥が逆もどりした。幌がかかっていて何が何だか分らな…
コーヒー哲学序説
終刊に寄す
純情小曲集
ed43585672a3さんの感想
思ってたより短かった