青空文庫

「鑑定」の感想

鑑定

かんてい

文学不信社会批評芸術家描写分析的軽妙風刺的

書き出し

三円で果亭の山水を買つて来て、書斎の床に掛けて置いたら、遊びに来た男が皆その前へ立つて見ちや「贋物ぢやないか」と軽蔑した。滝田樗陰君の如きも、上から下までずつと眼をやつて、「いけませんな」と喝破してしまつた。が、こちらは元来怪しげな書画を掘り出して来る事を以て、無名の天才に敬意を払ふ所以だと心得てゐるんだから、「僕は果亭だから懸けて置くのぢやない。画の出来が好いから懸けて置くのだ」と号して、更に辟

2023/09/24

鍋焼きうどんさんの感想

芥川の趣旨に賛同する。芥川が真を主張すれば兎も角、真贋の別なく愛好しているだけなら外野がとやかく言うこともあるまい。

2021/01/13

19双之川喜41さんの感想

 芥川は むきになって 真贋問答の中に 飛び込む。 三円の果亭の山水は 偽物かもしれないと 冷やかされたのである。 無名の新人に 敬意を表することにはなると うそぶく。

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