ばいしょくかもなんばん
書き出し
一はじめ、目に着いたのは——ちと申兼ねるが、——とにかく、緋縮緬であった。その燃立つようなのに、朱で処々ぼかしの入った長襦袢で。女は裙を端折っていたのではない。褄を高々と掲げて、膝で挟んだあたりから、紅がしっとり垂れて、白い足くびを絡ったが、どうやら濡しょびれた不気味さに、そうして引上げたものらしい。素足に染まって、その紅いのが映りそうなのに、藤色の緒の重い厚ぼったい駒下駄、泥まみれなのを、弱々と…
菎蒻本
煩悩秘文書
老年
阿波のケンさん36さんの感想
言葉が踊り過ぎて内容が分からない。