青空文庫

「玉川の草」の感想

玉川の草

たまがわのくさ

鏡花7
下宿生活季節の移ろい静謐叙情的

書き出し

——これは、そゞろな秋のおもひでである。青葉の雨を聞きながら——露を其のまゝの女郎花、浅葱の優しい嫁菜の花、藤袴、また我亦紅、はよく伸び、よく茂り、慌てた蛙は、蒲の穂と間違へさうに、(我こそ)と咲いて居る。——添へて刈萱の濡れたのは、蓑にも織らず、折からの雨の姿である。中に、千鳥と名のあるのは、蕭々たる夜半の風に、野山の水に、虫の声と相触れて、チリチリ鳴りさうに思はれる……その千鳥刈萱。——通称は

2016/11/04

d9650d17c394さんの感想

今日は泉鏡花の誕生日と言うことで、秋の作品を読んでみた。 つくづく美しい文章を書く人だなと思う。 奥さんとの掛け合いも微笑ましい。

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