木の芽だち
きのめだち
地方文化発展の意義
ちほうぶんかはってんのいぎ
初出:「巨人」1946(昭和21)年5・6月合併号
宮本百合子約13分
学問的考察歴史的背景社会批評分析的厳粛
書き出し
この頃は、日本じゅうのあちらこちらの都会を中心として、文化的な動きが著しくなって来ている。これ迄、その町から一冊の雑誌も出ていなかったようなところからも、かなり念の入った出版物が発行されるようになった。東京そのほかの大都会は破壊された。地方の小都市は、その犠牲からまぬがれた。そこには様々の理由から紙がある。印刷所がある。民主日本の新らしい潮はそれらの条件にさし加って、若い世代を中心とした文化の動き…
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