せきせいきょ
初出:『東洋畫報』第一巻第五號、1903(明治36)年7月3日
書き出し
雲飛といふ人は盆石を非常に愛翫した奇人で、人々から石狂者と言はれて居たが、人が何と言はうと一切頓着せず、珍しい石の搜索にのみ日を送つて居た。或日近所の川に漁に出かけて彼處の淵此所の瀬と網を投つて廻はるうち、ふと網に掛つたものがある、引いて見たが容易に上らないので川に入つて探り試みると一抱もありさうな石である。例の奇癖は斯いふ場合にも直ぐ現はれ、若しや珍石ではあるまいかと、抱きかゝへて陸に上げて見る…
杜子春
正夢
怠惰屋の弟子入り
阿波のケンさんさんの感想
ある石の不思議について描かれたものだが信じ難い。