青空文庫

「マリア・バシュキルツェフの日記」の感想

マリア・バシュキルツェフの日記

マリア・バシュキルツェフのにっき

初出:「新女苑」1937(昭和12)年7月号

文学批評病中苦悩芸術家描写虚構と真実分析的厳粛鬱屈

書き出し

暑い日に、愛らしく溌剌とした若い娘たちが樹かげにかたまって立って、しきりに何か飲みたがっている。ああ、これはどうかしらんといって、樹かげの見捨てられた古屋台の中から、すっかり気がぬけて、腐っている色付ミカン水の瓶をひっぱり出して来て、それを分けて飲もうとしているとき、もし、傍に人がいて、五六間先の岩の間に本当の清水がこんこんと湧き出しているのを知っているとしたら、その人は娘さんたちに向って何という

2025/04/04

時間旅行者さんの感想

マリア・バシュキルツェフを 知ったのはウェブスターの 『あしながおじさん』 悩める芸術家がマリアで 実在の人物だったとは そんなに苦悩したマリアが残した絵画はロックウェルやワイエスのようなリアリズムかつ印象的な作品 でも絵画より日記の方が有名、と聞く 宮本氏が書いたこの作品はフェミニズム視点が強いみたい でもこの書き出しの所はなかなか面白い

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