青空文庫

「芋」の感想

いも

貧困身体描写農村の生活叙情的鬱屈

書き出し

福治爺は、山芋を掘ることより外に、何も能が無かった。彼は毎日、汚れた浅黄の手拭で頬冠りをして、使い古した、柄に草木の緑色が乾着いている、刃先の白い坏を担いで、鉈豆煙管で刻煙草を燻しながら、芋蔓の絡んでいそうな、籔から籔と覗き歩いた。叢の中を歩く時などは、彼は、右手に握った坏で、雑草を掻分けながら、左の手からは、あまり好きでも無い刻煙草を吸う鉈豆煙管を、決して離した事が無かった。ことに、芋蔓の絡んで

2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 山芋掘りのくせに  蛇が 怖くて仕方がないので  煙草の煙で払おうとして  絶え間なく  煙草を 吸い続ける爺は あるとき 病に倒れてしまった。 金払いが悪いので  医者は 来てくれない。 そこで 仲間から聞いた  びっくりさせれば治るという言葉を信じて  道端に落ちてた  荒縄を蛇に見立てて 投げつけると 爺は火傷まで してしまう。 骨太のデッサンという感じで  面白いと感じた。

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