青空文庫

「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」の感想

鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年

すずきみえきちあてしょかん―めいじさんじゅうくねん

夏目漱石21
作家の日常文壇交友文学不信回顧的軽妙

書き出し

三〇五明治三十九年一月一日午前零時—五時本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市猿樂町鈴木三重吉へ加計君の所へいつか手紙をやりたい。宿所を教へ玉へ拜啓御通知の柿昨三十日着直ちに一個試みた處非常にうまかつた。コロ柿は堅過ぎるがあれは丁度好加減です。小供にもやりました。君の神經衰弱は段々全快のよし結構小生の胃病も當分生命に別條はなささうです。君が芝居をやる抔は頗る見ものだらうと思ひます。全體何の役をやる

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