青空文庫

「誰も知らぬ」の感想

誰も知らぬ

だれもしらぬ

初出:「若草」1940(昭和15)年4月

太宰18
回顧的家族不和虚構と真実都市の異化孤絶

書き出し

誰も知ってはいないのですが、——と四十一歳の安井夫人は少し笑って物語る。——可笑しなことがございました。私が二十三歳の春のことでありますから、もう、かれこれ二十年も昔の話でございます。大震災のちょっと前のことでございました。あの頃も、今も、牛込のこの辺は、あまり変って居りませぬ。おもて通りが少し広くなって、私の家の庭も半分ほど削り取られて道路にされてしまいました。池があったのですが、それも潰されて

2026/02/08

艚埜臚羇1941さんの感想

  私を このまま 連れて 逃げてください。私を めちゃめちゃに してください。私 ひとりだけの 思いが 唐突に 燃え上がって と言われたら あなたなら どうしますか。誰か 知ってますか。治より。

2025/10/26

8eb05d040692さんの感想

誰にでも秘密はある。

2024/02/08

8c90f052cca8さんの感想

お嬢様の屈折した欲望というか衝動みたいな話 昔から人は変わらないのか?

2021/04/03

4fe6551a0937さんの感想

綺麗な学生というから、てっきり女同士かと思った。遺憾である。

2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 友のアルバムから その恋人を見抜くのが 話の発端という筋立ては 意表をつく。 女友達の兄が 妹の駆け落ちを 夜遅くに 知らせに来たので 若い血潮が沸き立ち 虚しく停車場に追う。

2019/06/19

8e55054b92f3さんの感想

女心。せつなさと現実。幸せであれ。

2019/04/27

a1863afa06a5さんの感想

こんな夜ってありますよね。きっと誰にでも。

2018/08/16

いちにいさんの感想

女の親友も男が介入すると疎遠になる、とある。 男の場合は逆のような気がする。女もいない男は所謂イケてる男連中からはオミットされる。だから、オタクのような連中ばかりが、慰めあい、アイドル追っかけるんだ。 それは良いとして、この女がその親友の兄に恋をする、という話。よくある話だろうか?知り合いの紹介で結婚に至るケースはあまり実際は聞かない。ある種のお見合いみたいだ。その意味では、職場結婚もお見合いの要素あるのか?街で偶然に出会った全く知らない人に恋するのが恋愛の始まりであるべきだ。しかも、その恋がある程度成就すること。でなければ、オタクばかりの世の中になってしまう。希望も何もない。

2018/02/24

ec538f32331eさんの感想

太宰さん女心よくお分かりですね。

2016/12/11

77bae0f32e0fさんの感想

少しいぶかしい作品かな?わざと一味足りない作りにしたのでしょう。一本取られました。

2016/07/23

わたくしといふげんしょうさんの感想

締めがすごくいい。一時の感情のままの恋か、白昼夢か。女友達、女と男、さまざまな関係が混じって心移り行く様を太宰お得意の女性視点で描いている。

2016/05/30

芦屋のまーちゃんさんの感想

女の友情も男が一人かかわってくると、崩れていく、というようなことが書いてある。太宰はよく女性心理を観察しているね! それと登場人物にそれとなく同業他社の作家の批判を公然としてるところが面白い。

2015/09/04

919ce499875eさんの感想

若い女性の 予想もつかない心の動き、秘められた想い。 多くの人が 大なり小なり、人に言えない、言いたくない 事ってあるのでしょうね。 恋愛にかぎらず。 説明のできない心理状態や、発作的な行動は、案外 年をとってもあるのかもしれないと 我が身を振り返ってみました。 

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