青空文庫

「男女同権」の感想

男女同権

だんじょどうけん

初出:「改造」1946(昭和21)年12月

太宰44
創作背景文壇交友自己認識叙情的回顧的孤絶

書き出し

これは十年ほど前から単身都落ちして、或る片田舎に定住している老詩人が、所謂日本ルネサンスのとき到って脚光を浴び、その地方の教育会の招聘を受け、男女同権と題して試みたところの不思議な講演の速記録である。——もはや、もう、私ども老人の出る幕ではないと観念いたしまして、ながらく蟄居してはなはだ不自由、不面目の生活をしてまいりましたが、こんどは、いかなる武器をも持ってはならん、素手で殴ってもいかん、もっぱ

2023/11/24

cbeb8d424306さんの感想

女性を自分の意のままにできるなんて幻想はきっぱりと捨ててしまえ。後で泣きを視ること請け合います。ほどよい距離感で十分です。

2021/08/26

a8db2911cb75さんの感想

シュールな笑いに満ちていて、笑い転げた。 男女同権って、こういう解釈もあったのか…。 語り手は、いつもの太宰治の作品に出てくるダメ男だが、悲劇を喜劇に転じる語り口に、太宰治の引き出しの多さを感じた。

2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 漫談を 文章化すると こんな風に なるのかと 思っても 反論はしにくいと 感じた。

2018/06/08

46264eb5c246さんの感想

一言一句飲み込むたびに身の毛がよだつ恐ろしい語り口。 かと思えばその根底には一貫してユーモアが張り巡らされ、恐怖と笑いの渦巻きがまた更にゾッさせてくる。 重層的でいてバランスで感覚にも長けている。素晴らしい作家です。

2018/03/03

まえにいさんの感想

滑稽さを具現化したような作品 しかし女のために人生を狂わされたというのは太宰の本音だろうか

2017/03/05

77bae0f32e0fさんの感想

ルンペン的知識人からの、女性絶賛。皮肉が嫌味にならない、太宰治って存在そのものが抜きん出ている愛に溢れた作家だ。

2016/07/14

わたくしといふげんしょうさんの感想

おもしろい。 女嫌いの女好き、太宰らしい。

2016/04/16

芦屋のまーちゃんさんの感想

「ダメなものはダメ」なのだ! いくら努力しようがどうしようが、 醜男は醜男なのだ! 田舎者は田舎者なのだ! 貧乏はどこまでも貧乏で、 良銭はもちろんのこと、 悪銭ですら身につくことは決してない。 女から酷い仕打ちを受ける理由は どうしようもない下男だからだ。 ハンサムでイケメンで金持ちで色男で、 美男子なら、どんな女でも犬のように、 尻尾を振って、ひれ伏して、おねだり、 女の弱さを武器に一生を捧げるのである。 簡単なことだ! それだけの理由だ! 民主主義も男女同権もへったくれもない。 それだけのことだ!

2016/01/09

奥津棄戸明さんの感想

太宰らしい

2015/12/16

5a9b663b81beさんの感想

警官の下りを読んだ瞬間笑い転げました

2015/11/25

8c82b38e9194さんの感想

実に太宰治らしい文章。面白い

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