こてんりゅうとうだび
初出:「文芸懇話会 第一巻第五号」1936(昭和11)年5月1日
書き出し
きのうきょう、狂せむほどに苦しきこと起り、なすところなく額の油汗拭うてばかりいたのであるが、この苦しみをよそにして、いま、日本文学に就いての涼しげなる記述をしなければならない。こうしてペンを握ったまま、目を閉じると、からだがぐいぐい地獄へ吸い込まれるような気がして、これではならぬと、うろうろうろうろ走り書きしたるものを左に。日本文学に就いて、いつわりなき感想をしたためようとしたのであるが、はたせる…
19双之川喜41さんの感想
感想の感想の 感想の感想が 鳴門の渦のように 湧き出て 手のつけようが なくなったという。 売文業の 悲しい性(さが)で 書くしかないと思った。