青空文庫

「夜福」の感想

夜福

よるふく

芙美子17

書き出し

一青笹の描いてある九谷の湯呑に、熱い番茶を淹れながら、久江はふつと湯呑茶碗のなかをのぞいた。茶柱が立つてゐる。絲筋のやうなゆるい湯氣が立ちあがつてゐる。「おばアちやん、清治のお茶、また茶柱が立つてゐますよ」雪見障子から薄い朝の陽が射し込んでゐる。久江はその湯呑茶碗をそつと持つて、お佛壇の棚へそなへた。佛壇の中には、十年も前に亡くなつた父や伯母の位牌が飾つてある。その父と伯母の位牌の間に、去年戰死し

2023/08/04

805c3eecc5d7さんの感想

いいですね!どうなるのかなあ、とハラハラしながら聞きました。悪い人間が出てこないのでホッとしています。朗読の女性の声もこの雰囲気にピッタリで、心がなごみました。

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