青空文庫

「清修館挿話」の感想

清修館挿話

せいしゅうかんそうわ

芙美子25

書き出し

1長い夏休みを終えて、東京へ帰つた谷村さんは、郊外の下宿を引き上げると、学校に近い街裏に下宿を見つけて越しました。今までのように、朝起きると窓を開けて、櫟林を眺めたり、バンガロの美しい娘さんのピアノを聞いたりと云う風な、そんな訳にはゆきませんでしたが、夕方窓を開けると、低い街の灯がキラキラして、秋らしい街の風景が、まことに眼に凉しく、大都会に住んでいるほこらしさが胸に来ました。谷村さんは、根が山の

2021/07/04

9db341ba634aさんの感想

林芙美子の作品の中ではとても清々しくユーモアを巧みに入れた大人の童話。 従って何の気負いもなく読めるしほのぼのして尚且つ可笑しい。重たいストーリーを読む合間にホッと一息つける。ユーモアってなんていいものだろう。

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