青空文庫

「先生への通信」の感想

先生への通信

せんせいへのつうしん

初出:「東京朝日」1910(明治43)年1月~1911(明治44)年5月

寺田寅彦31
文明開化旅の情景異国情緒叙情的軽妙静謐

書き出し

ヴェニスからお寺の鳩に豆を買ってやることは日本に限ることと思っていましたがここのサンマルコのお寺の前でも同じことをやっています。ただし豆ではなくてとうもろこしを細長い円錐形の紙袋につめたのを売っています。大道で鍋を煮立たせて、ゆでだこを売っている男がいました。ヴェニスの町は朽ちよごれているが、それは美しく朽ちよごれているので壁のはがれたのも、ないしは窓からぶら下げたせんたく物までも、ことごとく言う

2024/04/11

19双之川喜41さんの感想

 ベルリンから(ニ) 漱石への通信に 寅彦は モンブランの氷河を 滑らぬように 靴の上にへ 靴下を履いて 渡るとある。帰路で「私は 英人で ウエストンという。日本には 8年間いて 富士山には 6回 登った。」と はなしかけられたという。もしかしたら ウエストン祭で 高名な あの登山家かなと 愚考した。

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