青空文庫

「頭ならびに腹」の感想

頭ならびに腹

あたまならびにはら

初出:「文藝時代 第1巻第1号」1924(大正13)年10月1日発行

日常の非日常社会疎外都市の異化不条理静謐

書き出し

真昼である。特別急行列車は満員のまま全速力で馳けてゐた。沿線の小駅は石のやうに黙殺された。とにかく、かう云ふ現象の中で、その詰み込まれた列車の乗客中に一人の横着さうな子僧が混つてゐた。彼はいかにも一人前の顔をして一席を占めると、手拭で鉢巻をし始めた。それから、窓枠を両手で叩きながら大声で唄ひ出した。「うちの嬶ア福ぢやアヨイヨイ、福は福ぢやが、お多福ぢやヨイヨイ。」人々は笑ひ出した。しかし、彼の歌ふ

2024/12/14

8eb05d040692さんの感想

面白かった。群衆心理を面白く書いているのが良かった

2024/03/24

6d9568904a1dさんの感想

短編映画を観たあとにも似た読後感。普段とは違う視点で切り取ったような情景が眼前に浮かび、余韻とともにどこか痛快。

2019/11/07

19双之川喜41さんの感想

 男の恰幅(かっぷく)の良い『腹』につられて 乗客は 迂回路を えらんでしまう。 唯一残された 『頭』に問題を 抱えているかもしれない子僧だけが 復旧した列車で出発することになる。 暗喩を 探らずとも 軽くて深いと感じた。

2018/09/18

いちにいさんの感想

題名が良くわからん? 群衆心理 鉄道不通時 車掌は 原因を連呼するが 乗客が知りたいのは 復旧時期 小僧の勝ちか!

2015/07/12

840f1212c449さんの感想

これは小説版の佐々木マキだ!! 最高!

2015/03/13

ナツメさんの感想

通行止めされた列車、復興するのを待つか?切符を買い直し別の列車で折り返すか? すぐ周りに流される人間の虚しさ、少年だけしか残らなかった列車は何処か寂しげで、我々の愚かさを笑っているようだ。

2015/03/13

b86b7f708c75さんの感想

子供は文字通りの子どもではなく何かの象徴❓もうちょっと子供の事書いて欲しかった。

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