青空文庫

「父杉山茂丸を語る」の感想

父杉山茂丸を語る

ちちすぎやましげまるをかたる

夢野久作33
回顧的文壇交友歴史的背景懐古静謐

書き出し

白ッポイ着物に青い博多織の帯を前下りに締めて紋付の羽織を着て、素足に駒下駄を穿いた父の姿が何よりも先に眼に浮かぶ。その父は頭の毛をクシャクシャにして、黒い関羽鬚を渦巻かせていた。筆者は幼少から病弱で、記憶力が強かったらしい。満二歳の時に見た博多駅の開通式の光景を故老に話し、その夜が満月であったと断言して、人を驚かした事がある位だから……。だからそうした父の印象も筆者の二歳か三歳頃の印象と考えていい

2018/01/13

499d9d7566bbさんの感想

夢野久作が玄洋社No.2の杉山茂丸の息子であることは知っていたけれど、どんな親子関係だったかは具体的に知らなかった。 杉山の厳しさも語られるが、優しさ、ユニークさも語られていて面白かった。 特に頭山満とのシラミの話を面白く読んだ。

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