青空文庫

「三十三の死」の感想

三十三の死

さんじゅうさんのし

素木しづ35
死の受容運命受容障害と生叙情的憂鬱

書き出し

いつまで生きてていつ死ぬか解らない程、不安な淋しいことはないと、お葉は考へたのである。併し人間がこの世に生れ出た其瞬間に於いて、その一生が明らかな數字で表はされてあつたならば、決定された淋しさに、終りの近づく不安さに、一日も力ある希望に輝いた日を送ることが、むづかしいかもしれない。けれどもお葉の弱い心は定められない限りない生の淋しさに堪へられなくなつたのである。そして三十三に死なうと思つた時、それ

2022/05/20

らっきーさんの感想

カミングアウトする人がいる一方、カミングアウトしたくない人だって沢山いる。障害を持ったそんな普通の人のガラス細工のような心を綴ったお話しです。

2022/02/26

4475c9e1fed8さんの感想

暗い。元祖メンヘラ。でも、這い上がれない思考の時、こんな風に世界を見ている気がした。

2021/12/12

82b6c3d376fbさんの感想

「三十三の死」というタイトルだが、主人公の生きたいという気持ちを随所に感じた。生きることへの苦しみを感じながらも、その中でもなんとか生きる意味を見つけたいと思っている、そんな気がしてならない。

2020/04/09

245f21dfaaeaさんの感想

旧字体が哀しみを増させた。お葉が現代に生きて現代のかな遣いなら、ここまで、哀しみを感じなかったと思う。

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