あかいかしゃ
初出:「改造」1928(昭和3)年11月号
書き出し
一そこは広い野原で、かなたに堤防が見えた。堤防のかなたに川があるのではなく、やはり野原で、轍の跡が深く泥濘にくいこんだ田舎道が、堤防の橋の下をくぐったさきにつづいて見えた。工事のはじめから堤防は大きな空の下で弓なりに野をはい、多分愉快な自動車道にでもなるわけらしかった。革命の時、工事が中止された。それ以来いつになっても働く人間の姿は見えず、ある個所は橋をかけるように堤防と堤防とをきりはなしたまま、…
暁と夕の詩
秋の瞳
在りし日の歌
7f4a0e1743b9さんの感想
階級の多い社会主義…。