青空文庫

「みみずのたはこと」の感想

みみずのたはこと

みみずのたわこと

下宿生活回顧的文明開化社会疎外内省的軽妙

書き出し

恒春園南面故人に一儂の村住居も、満六年になった。暦の齢は四十五、鏡を見ると頭髪や満面の熊毛に白いのがふえたには今更の様に驚く。元来田舎者のぼんやり者だが、近来ます/\杢兵衛太五作式になったことを自覚する。先日上野を歩いて居たら、車夫が御案内しましょうか、と来た。銀座日本橋あたりで買物すると、田舎者扱いされて毎々腹を立てる。後でぺろり舌を出されるとは知りながら、上等のを否極上等のをと気前を見せて言い

2022/03/18

19双之川喜41さんの感想

 京王電鐵が 敷かれるというので 四十銭で買った土地が 二円になったと言う。 芦花公園駅の 南側のあたりのことである。 トルストイにかぶれて 元祖 田舎の生活を 始めてしまう。 この実行力に 脱帽する。 今も 跡地は 公園として 人々に 緑陰を 供している。

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