へきぎょくのわかざり
書き出し
唐の代宗帝の広徳年間の事であった。孫恪という若い貧しい男があって、それが洛陽にある魏土地という処へ遊びに往った。遊びに往ったといっても、それは物見遊山のためでなく、漂白して往ったもののように思われる。ところで、この魏土地に女主人で袁を姓とする豪家があった。孫恪は別に目的もなかったが、その前を通りかかったので、ちょっとした好奇心から覗いてみると、門番も何人もいない。で、門の裡へ入ると、青い簾を垂れた…
中国怪奇小説集
断橋奇聞
バルタザアル
652a80165a76さんの感想
惚れた女は猿であった。 人間ではないと知りつつも子を二人設けたくらいだから恐ろしいと思いつつもそれなりに情愛はあったのではなかろうか。