青空文庫

「碧蹄館の戦」の感想

碧蹄館の戦

へきていかんのたたかい

菊池33
戦争描写歴史的人物の描写歴史的背景厳粛回顧的

書き出し

鶏林八道蹂躙之事対馬の宗義智が、いやがる朝鮮の使者を無理に勧説して連れて来たのは天正十八年七月である。折柄秀吉は関東奥羽へ東征中で、聚楽の第に会見したのは十一月七日である。この使が帰国しての報告の中に、秀吉の容貌矮陋面色※黒、眼光人を射るとある。朝鮮人が見ても、猿らしく見えたのである。又曰く、「宴後秀吉小児を抱いて出で我国の奏楽を聴く。小児衣上に遣尿す。秀吉笑って一女倭を呼びて小児を託し、其場に衣

1 / 0