青空文庫

「真珠夫人」の感想

真珠夫人

しんじゅふじん

初出:「大阪毎日新聞」、「東京日々新聞」1920(大正9年)6月9日~12月22日

菊池759

書き出し

奇禍一汽車が大船を離れた頃から、信一郎の心は、段々烈しくなつて行く焦燥しさで、満たされてゐた。国府津迄の、まだ五つも六つもある駅毎に、汽車が小刻みに、停車せねばならぬことが、彼の心持を可なり、いら立たせてゐるのであつた。彼は、一刻も早く静子に、会ひたかつた。そして彼の愛撫に、渇ゑてゐる彼女を、思ふさま、いたはつてやりたかつた。時は六月の初であつた。汽車の線路に添うて、潮のやうに起伏してゐる山や森の

2021/08/03

fa1cb6c06eceさんの感想

美奈子さんがどこまでも優しくて清らかなのに不憫すぎて辛い。

2019/10/27

19双之川喜41さんの感想

 大正時代に 早くも 婦人の地位の独立 尊重を 作品のなかで 強調している。 先見性の鋭いことがわかる。 文藝春秋社 文藝家協会 芥川▫直木賞の設立に携わったことが さもありなんと 窺われる。 長編だが 一読の価値はあると感じた。

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