青空文庫

「路上」の感想

路上

ろじょう

初出:「大阪毎日新聞」1919(大正8)年6月30日~8月8日

下宿生活文壇交友知性と感性の対立内省的静謐

書き出し

一午砲を打つと同時に、ほとんど人影の見えなくなった大学の図書館は、三十分経つか経たない内に、もうどこの机を見ても、荒方は閲覧人で埋まってしまった。机に向っているのは大抵大学生で、中には年輩の袴羽織や背広も、二三人は交っていたらしい。それが広い空間を規則正しく塞いだ向うには、壁に嵌めこんだ時計の下に、うす暗い書庫の入口が見えた。そうしてその入口の両側には、見上げるような大書棚が、何段となく古ぼけた背

2020/10/25

19双之川喜41さんの感想

 青春群像小説とでも 言うのかもしれない。 癲狂院の 治療風景は 穴の中に人を閉じ込め 頭から水を浴びせるとか。 別れ話で 信じ込ませるために 駅頭で 国府津に行く振りをして 蜻蛉返りするとか。 続くとあるが未完のように 感じた。

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