はんしちとりものちょう
66 地蔵は踊る
66 じぞうはおどる
書き出し
一ある時、半七老人をたずねると、老人は私に訊いた。「あなたに伺ったら判るだろうと思うのですが、几董という俳諧師はどんな人ですね」時は日清戦争後で、ホトトギス一派その他の新俳句勃興の時代であたから、わたしもいささかその心得はある。几董を訊かれて、わたしはすぐに答えた。彼は蕪村の高弟で、三代目夜半亭を継いだ知名の俳人であると説明すると、老人はうなずいた。「そうですか。実はこのあいだ或る所へ行きましたら…
右門捕物帖
権三と助十
大菩薩峠
8eb05d040692さんの感想
止む得ないとはいえ、一度悪い道に入ると戻れない