青空文庫

「とむらい機関車」の感想

とむらい機関車

とむらいきかんしゃ

初出:「ぷろふいる」ぷろふいる社、1934(昭和9)年9月号

大阪圭吉52
作家の日常喪失と記憶怪奇回顧的鬱屈

書き出し

——いや、全く左様ですよ。こう時候がよくなりますと、こうして汽車の旅をするのも、大変楽ですな……時に、貴下はどちらまで?……ああ東京ですか。やはり大学も東京の方で……ああ左様ですか。いや結構な事ですな……え、私?ああ私は、ついこの先方のH市まで参ります。ええそうです。あの機関庫のあるところですよ。——これでも私は、二年前までは従業員でしてな。あのH駅の機関庫に、永い間勤めていたんです……いやその、

2022/01/06

dbd09560a023さんの感想

著者の傑作ではないかと思っています。この人の変わったストーリーと惹き込まれる文、今の時代に映画にしても面白いかもしれません。若くして亡くなられたことが本当に惜しい 作家です。

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