かきいろのかみふうせん
初出:「新青年」1934(昭和9)年2月号
書き出し
「おや、ここに寝ていた患者さんは?」と林檎のように血色のいい看護婦が叫んだ。彼女の突っ立っている前には、一つの空ッぽの寝台があった。「ねえ、あんた。知らない?」彼女は、手近に居た青ン膨れの看護婦に訊いた。「あーら、あたし知らないわよ」といって編物の手を停めると、グシャグシャにシーツの乱れているその寝台の上を見た。「あーら、本当だ。居ないわネ」「ど、どこへ行ったんでしょうネ」「ご不浄へ行ったんじゃな…
吉良上野の立場
税務署長の冒険
あそび
8eb05d040692さんの感想
やたらと◯門が出て来る