青空文庫

「散華」の感想

散華

さんげ

太宰26
創作背景文壇交友死の受容叙情的回顧的静謐

書き出し

玉砕という題にするつもりで原稿用紙に、玉砕と書いてみたが、それはあまりに美しい言葉で、私の下手な小説の題などには、もったいない気がして来て、玉砕の文字を消し、題を散華と改めた。ことし、私は二人の友人と別れた。早春に三井君が死んだ。それから五月に三田君が、北方の孤島で玉砕した。三井君も、三田君も、まだ二十六、七歳くらいであった筈である。三井君は、小説を書いていた。一つ書き上げる度毎に、それを持って、

2024/04/30

19双之川喜41さんの感想

 太宰の弟子かくの 彼の作品は 「所々澄んで美しかったけれども、全体がよろよろして、どうもいけなかった。背骨を忘れている小説だった。」と 評し 彼の 病死を 悼み 散華とする。もう一人の 年少の友は 南海の孤島で 文字通り 玉砕した。何気なく 書かれたよう 見せかけ 実は 大きな 企みを 秘めた 文章と 想った。

2019/08/21

b0a7dcf2a26eさんの感想

友人からの手紙に感銘を受けた太宰治が書いた小説。 詩人として認められるように変わっていった友人の手紙に見える成長は、生き様のなせる業か。 私の小説には玉砕は美しすぎるから散華にした。でも友人には玉砕というのが好き。

2015/09/03

4cb21f8f2719さんの感想

私は何のために死ねばいいんだろう

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