じんがいまきょう
05 水棲人
05 インコラ・パルストリス
書き出し
リオの軽口師折竹孫七が、ブラジル焼酎の“Pinga”というのを引っさげて、私の家へ現われたのが大晦日の午後。さては今日こそいよいよ折竹め秘蔵のものを出すな。このブラジル焼酎を飲りながらアマゾン奥地の、「神にして狂う」河の話をきっとやるだろう……と私は、しめしめとばかりに舌なめずりをしながら、彼の開口を待ったのである。ところが、その予想ががらっと外れ、意外や、題を聴けば「水棲人」。私も、ちょっと暫く…
ポランの広場
豚吉とヒョロ子
金将軍
鷲見稀緒さんの感想
なんともカムポスらしい最後だったと思う。物語後半の盛り上がり方、そして読後感がとても良い。 登場人物どうしの奇妙な縁と関係性の変化も見どころである。