青空文庫

「半七捕物帳」の感想

半七捕物帳

はんしちとりものちょう

07 奥女中

07 おくじょちゅう

岡本綺堂42
下町風土時代劇歴史的人物の描写叙情的懐古

書き出し

一半月ばかりの避暑旅行を終って、わたしが東京へ帰って来たのは八月のまだ暑い盛りであった。ちっとばかりの土産物を持って半七老人の家をたずねると、老人は湯から今帰ったところだと云って、縁側の蒲莚のうえに大あぐらで団扇をばさばさ遣っていた。狭い庭には夕方の風が涼しく吹き込んで、隣り家の窓にはきりぎりすの声がきこえた。「虫の中でもきりぎりすが一番江戸らしいもんですね」と、老人は云った。「そりゃあ値段も廉い

2016/08/03

a5e534921e08さんの感想

心の優しい娘さんですね。半七捕物帳、いいですね。

2016/01/09

奥津棄戸明さんの感想

最後のお蝶の決断が、この話に清々しさをもたらしている。月並みな表現でいうところの『一服の清涼剤』といったところである。

2015/08/29

4c4066d28c22さんの感想

ユニーク

2015/07/01

80a6b5c171cbさんの感想

シリーズ中、今のところ一番、面白い。さらりとした小味で読後感が良い。文久二年に参勤交代制度が実質終わったのが分かる。新撰組ができる一年前、江戸時代の最末期に市井の民と武家との微妙な絡み合い。これに似たような事は、けっこうあったのではないか。

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