この子を残して
このこをのこして
初出:「この子を殘して」大日本雄辯会講談社、1948(昭和23)年
約256分
4b49b85dd235さんの感想
Wikipediaには「自分の子供を残して死んでゆく悔しさと、自分の専門にかかわる病気と戦争で死ぬ悔しさを訴えたもの」とありますが、私には、我が子と亡き妻への限りない愛情と神への祈りを綴った書のように思えます。神への絶対の信頼、揺るぎない信仰こそが人間の生きる道だと、まもなく孤児となる我が子たちへ伝えたかったのではないかと感じました。私はクリスチャンでも仏教徒でもなく特定の信仰もないのですが、漠然と「神」の存在はあると思っています。人としての凜とした生き方、絶望の中でも信仰と信念を失わなければ光を見出だしていけることを教えていただいたような気がします。