はしもんど
越後獅子
えちごじし
初出:「新青年」博文館、1926(大正15)年12月
19双之川喜41さんの感想
題意は 長唄の越後獅子の一節(おらが女房をほめるじゃないが)である。 肝は 長屋の火事の 焼死人が 他殺か 事故死かにある。 余談が 多いので 真相あかすのに 持って回っているように 感じた。
監獄部屋
かんごくべや
初出:「新青年」1926(大正15)年3月号
ハルチロさんの感想
この時代(大正期)の労働問題は、小林多喜二著の「蟹工船」にも見られるように、凄惨極まりない。そして、使用者側は、常に“お上”のご威光に媚びへつらう。本作品のトリックは、奈落でもがき苦しむ労働者の、一縷の希望を断つ、悪魔的所業であると言えよう。恐ろしい話である。