青空文庫

「松永延造」の作品

松永延造

まつながえんぞう

生年:1895-04-26没年:1938-11-20

横浜市の富裕な商家に生まれたが、幼少時に脊椎カリエスにかかり、障害に苦しみながら小説・戯曲を書いた。代表作に『夢を食ふ人』がある。

via: ウィキペディア

明治〜昭和

横浜商家脊椎カリエス障害戯曲小説

松永延造(1895年4月26日-1938年11月20日)は、横浜市の裕福な商家に生まれた日本の小説家である。幼少期に脊椎カリエスを患い、身体的障害と闘いながら文学活動に励んだ。彼は小説だけでなく戯曲も執筆し、独自の視点と深い人間洞察で評価された。代表作『夢を喰ふ人』は、現実と幻想が交錯する物語で、彼の文学的手法を象徴している。1938年に病死し、戦前日本文学の重要人物として記憶されている。

代表作

アリア人の孤独

アリアじんのこどく

初出:「不同調」1926(大正15)年2月

19
2025/08/11

艚埜臚羇1941さんの感想

  インド人の 青年は 間が 持たないので 手風琴を 弾いて 聞かせようと したら その 風琴の 一部に 裂け 穴が あり ジプシー かもしれない 女が 空気の 洩れを 防ぐため 指で 穴を 押さえ 付けている 場面は とくに 気に入った。横濱が 舞台と されて いるけど 異国情緒を 巧に 描き切り ほかに 類を 見ない 詩情に 溢れ 謎解きも 仕込まれて おり 珠玉の 掌編と 感じた。

職工と微笑

しょっこうとびしょう

初出:不明

178

ラ氏の笛

ラしのふえ

初出:不明

22
2026/02/19

艚埜臚羇1941さんの感想

  ラオチャンド氏の 笛は 数度 鳴った。女からの 求愛を 逃れる とき 望郷の念 おさえがたき とき などである。横濱 居留地の 近くで 過ごした 著者は 支那人 印度人 エジプト人と 交流があった。深刻な 病気で 寝込んで いるとき 薬石 功なく 病院で ラオチャンド氏は 絶命した。印度に 住む 母親の 下に 送られた 遺品の 中には 笛も 納められていたことを 伝え 聞いた。手厚い 看護に 関係する 各方面から 丁重なる 謝辞が 伝えられたと 聞く。遠い 異国での 望まぬ 死は 心細く 無念で あったろうと 感じた。 

1 / 1