いちのとり
書き出し
帯と湯道具を片手に、細紐だけの姿で大鏡に向ひ、櫛をつかつてゐると、おきよが、ちよつと、しげちやん、あとで話があるんだけど、と云つた、——あらたまつた調子も妙だが、それよりは、平常は当のおしげをはじめ雇人だけではなく、実の妹のおとしや兄の女房のおつねにまでも、笑ひ顔一つ見せずつんとしてすまし込んでゐるのに、さう云ひながら、いかにも親しさうな眼つきでのぞき込んだのが不思議であつた。「なにさ」——生れつ…
戦争のファンタジイ
ネギ一束
たね子の憂鬱
8eb05d040692さんの感想
まだまだ続きがあるような終わり方、この先どうなったか気になる