青空文庫

「ある宇宙塵の秘密」の感想

ある宇宙塵の秘密

あるうちゅうじんのひみつ

海野十三13
SF的想像力怪奇恩師との関係回顧的憂鬱

書き出し

その夜、テレビジョン研究室の鍵をかけて外に出たのが、もう十二時近かった。裏門にいたる砂利道の上を、ザクザクと寒そうな音をたてて歩きながら、私はおもわず胴震いをした。(今夜は一つ早く帰って、祝い酒でもやりたまえ。なにしろ教授になったんじゃないか。これで亡くなられた渋谷先生の霊も、もって瞑すべしだ。……)と、昼間同僚たちがそういってくれた言葉が思い出された。祝い酒はともかくも、早く帰ったほうがよかった

2020/10/10

910ec0121b54さんの感想

わーい初めて海野作品読んだの

2018/01/21

29a5c1e55ed7さんの感想

この作品が出版された1940年代から50年代は、約2年置きに接近する火星を観測し、運河が見えたと、まじめに議論されていた時代でした。 火星人はいなさそうだと世界中が気付きはじめた1960年代でも、私の通った小学校の図書室には、まだ幾何学的な運河が描かれている火星の図鑑がありました。 2018年現在、 確か3機の火星探査機がアクティブで地球にデータを送り続けています。 自分のテレビジョン技術とロケットを組み合わせて火星の映像情報を得ようとした教授に乾杯です。でも死ぬようなことまですることはなかった。ひょっとしたら、火星人に保護されて火星の老人施設で地球人と再会する日を待っているのかも知れない、と妄想しています。

2016/09/20

ひずみんさんの感想

主人公の現実視点からはじまりながら、恩師が登場するやいなや一気にSF界に飛んでいく。そしてラストには再び現実に、けれどどことなく地に足をつけていないあいまいな地点に着く。感動や面白みはうすいものの、短編SFとしてはさすが良質。

2016/06/08

YELLOWテントマンさんの感想

テレビジョンのテストの為に火星に向けてロケットに乗って飛んでしまった博士の話。7から8ヶ月もかかるのに食糧などはどうなっていたんだろうか?火星人を話題に出来るのもあの時代だったからだろう。

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