青空文庫

「豚群」の感想

豚群

とんぐん

黒島伝治18
下層階級の描写回顧的家族不和貧困静謐鬱屈

書き出し

一牝豚は、紅く爛れた腹を汚れた床板の上に引きずりながら息苦しそうにのろのろ歩いていた。暫く歩き、餌を食うとさも疲れたように、麦藁を短く切った敷藁の上に行って横たわった。腹はぶってりふくれている。時々、その中で仔が動いているのが外から分る。だいぶ沢山仔を持っていそうだ。健二はじっと柵にもたれてそれを見ながら、こういうやつを野に追い放っても大丈夫かな、とそんなことを考えていた。溝にでも落ると石崖の角で

2024/05/10

8eb05d040692さんの感想

役人地主vs小作人、当時はどこにでもあったような気がします。

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