青空文庫

「時は春」の感想

時は春

ときははる

ハリー・クラーク幻想詩画集・抄

ハリー・クラークげんそうしがしゅう・しょう

書き出し

時は春、日は朝、朝は七時、片岡に露みちて、揚雲雀なのりいで、蝸牛枝に這ひ、神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。——ロバアト・ブラウニング/上田敏訳「春の朝」羊飼いの女アリス・メネル歩む彼女——わが喜びの貴婦人——群れ従える羊飼いの女よ。率いる羊は内心そのもの。純白に保ち、転げ落ちぬよう護っている。花かぐわしい丘にて羊に餌をやり、抱き寄せては寝入らせる。めぐる彼女——母なる丘と明るくも暗い谷間

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